Qt6を扱うための初回セットアップHello Worldまでのメモ
Qt6初心者向け完全ガイド：セットアップからHello Worldアプリケーションの作成まで
2024-10-20
初めに
Qt6を初めて扱うにあたってセットアップが面倒で次回のプロジェクトでまた調べなくていいようにメモを残します。
必要なものをダウンロード
Qtのダウンロード
https://www.qt.io/ja-jp/download#eval-form-modal ここからアカウントを作成しQt Framework and Tools をダウンロード
qt-online-installer-windows-x64-4.8.1.exeを開き必要なものをダウンロードします。かなりダウンロード時間が長いので待機
最新のバージョンでmingw_64をインストールしておけば問題ないかともし必要であれば後からQt Maintenance Toolでダウンロードできます。
CMakeのダウンロード
https://cmake.org/ここからダウンロードしてインストールします。
環境変数の設定
これが面倒でした
C:\Qt\6.8.0\mingw_64\bin
C:\CMake\bin
C:\Qt\Tools\Ninja
C:\Qt\Tools\mingw1310_64\bin
詳細は書きませんがビルドするのに必要です。
ここまで初期設定です。
Hello Worldを出力する
プロジェクトファイルの作成
mkdir MyQtProject cd MyQtProject
CMakeLists.txt の作成 ビルドの設定に必要です。
cmake_minimum_required(VERSION 3.16)
project(PythagoreanTuningApp LANGUAGES CXX)
set(CMAKE_CXX_STANDARD 17)
set(CMAKE_CXX_STANDARD_REQUIRED ON)
set(CMAKE_PREFIX_PATH "C:/Qt/6.8.0/msvc2019_64/lib/cmake")
find_package(Qt6 COMPONENTS Widgets REQUIRED)
add_executable(${PROJECT_NAME} main.cpp)
target_link_libraries(${PROJECT_NAME} Qt6::Widgets)
set(CMAKE_PREFIX_PATH "C:/Qt/6.8.0/msvc2019_64/lib/cmake")
ここのファイルパスに注意
main.cppの作成
#include <QApplication>
#include <QWidget>
#include <QLabel>
#include <QVBoxLayout>
int main(int argc, char *argv[]) {
QApplication app(argc, argv);
QWidget window;
window.setWindowTitle("MyQtProject");
QLabel *label = new QLabel("Hello, World!");
label->setAlignment(Qt::AlignCenter);
QVBoxLayout *layout = new QVBoxLayout;
layout->addWidget(label);
window.setLayout(layout);
window.resize(400, 300);
window.show();
return app.exec();
}
ビルド用のフォルダー作成
mkdir build cd build
cmake -G Ninja .. ninja
ビルドフォルダー内のexeファイルを開いて確認
Hello, World!が出力されます。以上初回の設定でした。
参考書
https://amzn.to/406PsVy
本書はクロスプラットフォームの開発フレームワーク「Qt」について、Qt5とQt6の両方に対応した入門書です。インストールから始め、C++でコードを書き、画面はQt Widgetsベースのアプリについて...続きを読む
https://amzn.to/3Nz1Rdy
Qtツールキットは優れたC++クラスライブラリであり、GUIアプリケーションをマルチプラットフォームで開発するためのさまざまなツールを備えています。1つのソースツリーだけでWindows、Mac OS...続きを読む
